今、原稿を書くこと(2011/10/05)

今、原稿を書くということ(1)

2011/10/05

◇原稿を書き始めている。僕は、20代で原稿を書き始め、30歳で最初の単行本を出してから、いろいろな媒体で原稿を書いてきた。80年代、90年代は、評論の単行本を出すと、一般誌や業界誌などから原稿依頼が来た。僕の最後の評論本は「暇つぶしの時代」(平凡社、2004年)であり、その後は、「深呼吸する言葉」のような、フレーズ制作に夢中になった。出来るだけ短いフレーズの中に、ソウルもロジックも詰め込んだ言葉を作って、次の世代に贈りたかった。


◇僕は戦後社会を生きてきて、戦後社会が、成長・飽和・崩壊していく現場を肌身をもって知っている。80年代のバブル崩壊以後、日本社会がゆっくりと崩壊していく危機感を感じながらも、その崩壊過程の中で少しずつ生まれてきた新しい可能性をじっくり見守りたいという気持ちもあったし、いよいよ生活インフラとして定着してきた情報化社会の可能性(良い意味でも悪い意味でも)の流れも、ゆっくり見ていたかった。


◇戦後の生産至上主義が生み出した豊かさと、それを生み出すために失わざるを得なかったものへの愛惜を感じながら、次の社会目標を、死ぬまでにゆっくりと定めておきたいと思った。


◇そのペースが狂ったのは311である。ゆっくり崩壊するはずであった戦後日本社会が一気に崩壊した。それも東北である。更に汚染である。そして、その復興体制やプログラムは、すでに崩壊の過程にあった、戦後社会の方法論そのものを持ち出している。このままでは、東北は自然災害で崩壊した上に、人為的に繰り返し崩壊させられる。それは、日本全体を崩壊させることにもなるだろう。


◇僕の心は一気にヒートアップした。戦後社会の方法論ではない、新しい、これからの日本の方法論を一刻も早く、見つけなければならない。現実の中から、見つけなければならない。群れずに、凝視めなければならない。言葉を紡ぐしかない。


◇とゆーことで、僕は一度終わった人間だけど、もういちど、まっさらの立場で、物書きの道を目指すことにしました。体力ないけど、走ります。媒体(ステージ)いただければ、基本的に引き受けます。よろしくです。

 

 

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